新規事業でLINEを使う理由
顧客リストがN1インタビューと長く使える資産になる

新規事業を始めたばかりの時期は、商品が本当に求められているかを、実際の顧客に聞いて確かめる段階です。この時期にLINEで顧客のリストを作っておくと、話を聞く相手を集め、反応を見て商品を直し、発売の時に知らせる相手を持てます。

広告やSNSで人を集めても、リストがなければ、その人たちとは一度きりの接点で終わります。LINEの友だちとしてつながっておけば、事業が育つ間ずっと使える顧客との窓口になります。

要点

  • LINEのリストがあると、N1インタビューの相手を早く集められます
  • 配信への反応で、どの訴求が響くかを小さな費用で確かめられます
  • 集めたリストは、発売の後も使い続けられる会社の資産になります

N1インタビューの相手を集める

N1インタビューは、1人の顧客に深く話を聞き、なぜ買うのか、何に困っているのかを掘り下げる方法です。新規事業では、この相手を見つけるのがいちばんの手間になります。知り合いに頼ると、気をつかった答えしか返ってこないこともあります。

LINEの友だちに「30分のお話を聞かせてください」と案内を送れば、商品に関心を持って登録した人の中から、話してくれる人を募れます。登録の時にアンケートで困りごとや今使っているサービスを聞いておけば、聞きたい条件に合う人だけに声をかけられます。登録時のアンケートの作り方は登録直後のアンケートの作り方で説明しています。

新規事業でLINEのリストを作ると、インタビューの相手集め、訴求の検証、発売の告知に同じリストを使えることを示した図

反応を見ながら商品を直す

LINEの配信は、誰が開いて、どのリンクを押したかが数字で分かります。たとえば同じ商品を「時間が減る」と「費用が減る」の2つの言い方で紹介し、どちらのリンクが多く押されるかを見れば、顧客が何に反応するかの手がかりになります。

広告で同じことを試すと、言い方ごとに広告費がかかります。リストがあれば、配信の費用だけで何度も試せます。数字で傾向をつかみ、インタビューでその理由を聞く、という組み合わせで、商品の見せ方を早く固められます。配信の効果の見方はLINE配信の効果は何で見る?で説明しています。

発売の後も残る資産になる

検証の段階で集めた友だちは、商品を出した時に最初に知らせる相手になります。発売を待っていた人に案内を送れるので、広告だけで一から集めるより、最初の売上を立てやすくなります。

リストは、広告と違って、止めた途端に消えるものではありません。事業が続く限り、新しい商品の案内や、使い方のフォロー、次の検証の相手集めに使えます。顧客のリストを持つ考え方はリストマーケティングとはで説明しています。SNSとLINEの役割の分け方はSNSとLINEの役割の違いで説明しています。

インタビューの頼み方と、聞いた後の扱い

インタビューの案内は、全員に一度に送るより、アンケートで「今の方法に不満がある」と答えた人など、条件に合う人に絞って送ると集まりやすくなります。案内には、所要時間、オンラインか対面か、謝礼の有無を書きます。日程は予約の仕組みで選んでもらうと、やり取りの手間が減ります。

話を聞いた後は、お礼のメッセージを送り、聞いた内容で商品をどう直したかを後日知らせます。自分の意見が形になったと分かると、その人は発売の後も応援してくれる顧客になりやすくなります。答えてくれた人にはタグを付けておくと、次の検証で同じ人に声をかけるか、別の人に聞くかを選べます。

検証の段階で追うKPI

新規事業のLINEでは、友だちの数よりも、反応の中身を見ます。登録した人のうちアンケートに答えた割合、インタビューの案内に手を挙げた割合、配信のリンクを押した割合の3つです。

アンケートに答える人が少ないなら、質問が多すぎるか、答える理由が伝わっていません。リンクを押す人が少ないなら、商品の見せ方を変えて試します。数字が低い所を1つずつ直していくと、発売の前に、どんな言い方なら顧客が動くかが分かってきます。数字の見方はLINE運用のKPIの決め方で説明しています。

始める時期と、最初に作るもの

LINEは、商品が完成してからではなく、検証を始める時に作るのが理想です。最初から凝った仕組みは要りません。友だち追加の時の挨拶、困りごとを聞くアンケート、インタビューの案内の3つがあれば、検証を始められます。

当社は、大手電力会社の新規事業でLINEの立ち上げを担当し、友だち追加を促すメルマガやサイト上のプレゼント企画まで作り、事業の担当者が自分で回せるように引き継ぎました。配信の開封率は70%を超えています。大手鉄道会社や大手ゼネコンの新規事業でも、LINEの立ち上げに関わってきました。

新規事業の担当者は、ほかの仕事と兼ねていることが多くあります。手順書を残し、担当者が替わっても配信が止まらない形にしておくことも、立ち上げの時に決めておきたい点です。引き継ぎの考え方はLINE運用の引き継ぎで説明しています。

LINE運用のご相談

当社は、新規事業のLINEの立ち上げから、アンケートとインタビューの案内の設計、毎月の配信と数字のまとめまでお受けします。事業の検証を始める段階からご相談いただけます。サービスの内容はLINE公式アカウントの構築・運用代行のページで紹介しています。

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