LINE運用代行の費用は、会社によって数万円から数十万円まで幅があります。幅が広いのは、同じ「運用代行」という言葉で、アカウントの構築だけを指す会社、毎月の配信と改善まで担う会社、配信の設定作業だけを受ける会社があるためです。
費用を比べる前に、どこまでを任せたいかを決めると、見積もりの数字が読めるようになります。ここでは料金が決まる要素と、任せる範囲ごとの目安を、当社の料金表を例に説明します。
要点
- 費用は「構築だけ」「構築と毎月の運用」「作業だけ」のどれを任せるかで決まります
- ステップ配信の通数やアンケート、予約などの部品が増えるほど構築の費用は上がります
- LINE公式アカウントの有料プランや拡張ツールの月額は、代行の費用とは別にかかります
任せる範囲ごとの費用の目安

任せる範囲 | 当社の費用(税別) | 向いている会社 |
|---|
構築だけ | 10万円〜 | 社内に配信の担当者がいる |
構築+月額運用 | 構築10万円〜と、月7万円〜(最低6か月) | 売上の改善まで任せたい |
作業代行 | 月6,000円〜(月4本まで) | 設計は済んでいて、設定の手が足りない |
構築だけの場合は、導線の設計とアカウントの設定をして、社内で配信できる状態で引き渡します。構築と月額運用では、配信の企画と文面づくり、配信後の数字のまとめと改善の提案までを毎月行います。作業代行は、文面と画像を会社で用意し、設定と送信だけを任せる形です。
構築の費用が変わる要素
構築の費用は、作る部品の数で変わります。友だち追加の直後から自動で送るステップ配信を何通作るか、自動応答をいくつ用意するか、アンケートや予約の仕組みを入れるかで、同じLINEでも作業量が大きく違います。
当社の例では、受け皿になる基本の構築だけなら10万円、ステップ配信3通と自動応答5個、クーポン1つを足すと17万5千円、拡張ツールを入れてアンケートと予約、カレンダーとの連携まで作ると30万円台になります。最初から全部を作らず、売上に近い部品から足していくと、初めの費用を抑えられます。
流入経路の数も費用に関わります。広告、ホームページ、店頭のように入口が分かれていて、入口ごとに最初のメッセージを変えるなら、その分の設計と設定が増えます。入口ごとに分ける理由はLINEの導線設計で説明しています。
代行の費用とは別にかかるもの
LINE公式アカウントは、送るメッセージの数によって月額のプランが変わります。友だちが増えて配信の数が増えると、無料のプランでは足りなくなります。Lステップやエルメのような拡張ツールを使う場合は、ツールの月額もかかります。
こうした費用は、代行の会社ではなくLINEヤフーやツールの会社に払う実費です。見積もりを比べる時は、代行の費用と実費を分けて書いてもらうと、年間でいくらかかるかが分かります。拡張ツールを入れたのに成果が出ない時の見直し方はLステップで成果が出ない理由で説明しています。
LINE公式アカウントの月額プラン
LINE公式アカウントには3つのプランがあり、月に送れるメッセージの数で分かれています。メッセージの数は「送った人数×回数」で数えます。友だちが1,000人いて月に4回配信すると、4,000通になります。
プラン | 月額(税別) | 無料で送れる数 | 上限を超えた分 |
|---|
コミュニケーション | 0円 | 200通 | 送れない |
ライト | 5,000円 | 5,000通 | 送れない |
スタンダード | 15,000円 | 30,000通 | 1通3円から |
友だちが数百人のうちは無料のプランで足りますが、1,000人を超えて週に1回配信するようになると、ライトプランが要ります。友だちが5,000人を超えると、月に1回の配信でもライトプランの上限に届くため、スタンダードプランを考える時期です。プランの料金はLINEヤフーの料金ページで確かめられます。
配信の数を抑えるには、全員に同じ内容を送らず、アンケートの答えや購入の有無で送る相手を絞ります。関心のない人に送らないので、ブロックも減ります。
見積もりを比べる時に見る点
1つめは、毎月の運用に何が含まれるかです。月の配信の本数、文面と画像を誰が作るか、月次の報告で何の数字を出すかを並べます。同じ月7万円でも、配信が月2本の会社と月4本の会社では中身が違います。
2つめは、成果を何で見るかです。友だちの数だけを報告する会社より、LINEから生まれた予約や売上を追う会社のほうが、払った費用の元が取れているかを判断できます。目標の決め方はLINE運用のKPIの決め方で説明しています。
3つめは、契約の期間とやめ方です。月額運用は最低契約期間が決まっていることが多く、当社は最低6か月です。成果が出るまでには、配信を何度か直す期間が要るためです。やめる時に、作った配信やタグの設計を引き継げるかも確かめておきます。
自社でやるか、任せるか
社内に、文章を書けて、配信の数字を毎月見る時間のある人がいるなら、構築だけを任せて運用は自社で行う形が費用を抑えられます。担当者が他の仕事と兼ねていて配信が止まりがちなら、運用まで任せたほうが、払う費用に対して得られる売上が大きくなることが多いです。引き継ぎの進め方はLINE運用の引き継ぎで説明しています。
LINE運用のご相談
当社は、導線の設計と構築から、毎月の配信、数字のまとめと改善の提案までお受けします。今の運用を伺ってから、任せる範囲と費用をお伝えします。サービスの内容はLINE公式アカウントの構築・運用代行のページで紹介しています。