月締めとは
締め日と支払日の決め方と、入金が遅れる仕組み

月締めは、取引のたびに請求するのではなく、1か月分の取引をまとめて請求し、決まった日に支払うやり方です。会社どうしの取引では、この月締めがよく使われます。「月末締め翌月末払い」は、月の初日から末日までの取引をまとめ、その翌月の末日に支払う、という意味です。

月締めでは、商品を納めた日から入金までに時間が空きます。どの日を締め日にし、どの日を支払日にするかで、入金の時期が変わり、手元のお金の動きも変わります。

要点

  • 締め日は請求をまとめる区切りの日、支払日は代金を払う日です
  • 締め日の直後に納めた取引ほど、入金までの日数が長くなります
  • 売る側と買う側の条件の差が、手元のお金が足りなくなる時期をつくります

締め日と支払日の意味

締め日は、その日までの取引をまとめて請求する区切りの日です。月末のほか、15日や20日を締め日にする会社もあります。支払日は、締めた分の代金を支払う日で、「翌月末」「翌月10日」「翌々月末」のように、締め日からの期間で決めます。

たとえば「20日締め翌月10日払い」なら、前の月の21日から今月の20日までの取引をまとめて請求し、翌月の10日に支払います。売る側は締め日の後に請求書を出し、買う側は請求書をもとに支払いを準備します。

入金までの日数は納めた日で変わる

月末締め翌月末払いの場合、月の1日に納めた取引は、入金までにおよそ2か月かかります。月の末日に納めた取引なら、入金までは約1か月です。同じ条件でも、締め日のすぐ後に納めた取引ほど、入金を長く待つことになります。

この間、売る側は、商品の仕入れや作業の人件費を先に払っています。売上が帳簿に立っていても、入金されるまでお金は手元にありません。売上が伸びて取引が増える時期ほど、先に払うお金が増え、手元のお金が減ることがあります。黒字の会社でお金が足りなくなる理由は黒字でも倒産する会社は、なぜお金が尽きるのかで説明しています。

月末締め翌月末払いで、月初に納めた取引と月末に納めた取引の入金までの日数の違いを示したイメージの図

売る側と買う側の条件の差

自社が売る時の条件と、自社が仕入れる時の条件が違うと、その差の分だけ、お金を先に出す期間が生まれます。仕入れ先には翌月末に払い、売った先からは翌々月末に入金される場合、1か月分の仕入れの代金を、自社のお金で立て替えている状態になります。

取引先との条件を決める時は、売る側の入金の時期と、買う側の支払いの時期を並べて確かめます。入金が支払いより後になる取引が多い会社は、取引が増えるほど、立て替えるお金も増えます。

締め日と支払日を決める時の考え方

新しい取引先と条件を決める時は、相手の会社の締め日と支払日に合わせることが多くあります。自社で決められる場合は、締め日を月末にそろえると、月次の締めと請求の作業を同じ時期にまとめられます。取引先ごとに締め日が違うと、請求書を出す日も、入金を確かめる日もばらばらになり、確かめ漏れが増えます。

支払日を先に延ばすほど、買う側の手元のお金には余裕ができますが、売る側の負担は増えます。下請けの取引のように、法律で支払いの期限が決められている取引もあるので、発注する側の会社は、条件を決める時に支払いの期限を確かめます。

入金の確かめと請求の仕組み

月締めの取引では、請求書を出した後、支払日に入金があったかを1件ずつ確かめます。入金が無い取引を早く見つけて連絡できるかで、回収の遅れが変わります。請求書の発行と入金の確かめは、決まった手順で毎月くり返す作業なので、経理の担当者が替わっても同じ手順で続けられるようにしておきます。月の締めが遅れる会社の原因は月次の締めが遅れる会社で決まっていない3つのことで説明しています。

入金が遅れる時に多い原因

支払日を過ぎても入金が無い時は、相手の会社の支払いの処理が止まっていることがあります。請求書が相手の締め日に間に合わず、次の月の支払いに回った場合や、請求書の宛名や金額が注文の内容と合わず、相手の社内の確認で止まっている場合です。

相手の会社の締め日を知らないまま請求書を出すと、1日の遅れで支払いが1か月先に延びることがあります。取引を始める時に、相手の締め日と、請求書を受け取る方法(郵送、メール、相手のシステムへの登録)を確かめておきます。

入金が無い取引に気づいたら、支払日の翌営業日には相手の担当者に確かめます。連絡が遅れるほど、相手の社内で原因を探すのに時間がかかります。請求書の控えと注文の記録を一緒に保管しておくと、問い合わせの時にすぐ金額と内容を示せます。相手の会社によっては、請求書の書き方や送り先が決められています。決まりに合わない請求書は受け付けてもらえないことがあるので、最初の請求の前に確かめます。

請求と入金の管理のご相談

当社は、請求書の発行、入金の確かめ、支払予定表の作成と振込データの準備、月次の締めと試算表の作成までを経理BPOとしてお受けしています。サービスの内容は経理BPOのページで紹介しています。

ご相談・お問い合わせ

フォームからお送りください。2営業日以内に代表からご連絡します。相談は無料です。