入金消込は、銀行口座に入った入金を、どの請求書の代金かと照らし合わせて、帳簿の売掛金を消す作業です。消込が終わると、まだ入金されていない請求書が分かり、取引先への確認を支払期日の後すぐに始められます。金額が合わない原因は、振込手数料が差し引かれた入金と、複数の請求書をまとめた入金が多くを占めます。
当社が経理の相談を受けると、「どの入金がどの請求書の分か、毎月通帳を見ながら探している」という声を聞きます。
入金消込とは何をする作業か?
入金の日付、金額、振込の名義を請求書と照らし合わせ、一致した請求書の売掛金を帳簿から消す作業です。
請求書を出した時点で、帳簿には売掛金(まだ受け取っていない代金)が記帳されます。入金があった日に、その入金がどの請求書の代金かを確かめて売掛金を消すと、残った売掛金がそのまま未入金の一覧になります。消込をしないまま月を越すと、未入金の請求書に気づくのが遅れます。

入金消込はどんな流れで行うか?
銀行の入金の明細を取り込み、請求書の一覧と照らし合わせ、合ったものを消し、残ったものを未入金として確かめる順に行います。
- 入金の明細を取り込む:会計ソフトと銀行口座を連携し、入金の日付、金額、振込の名義を取り込みます
- 請求書と照らし合わせる:振込の名義と金額から、どの取引先のどの請求書かを探します
- 売掛金を消す:一致した請求書の売掛金を消し込みます
- 未入金を確かめる:支払期日を過ぎても残っている請求書を一覧にし、取引先に確認します
月次決算の前に消込を終えておくと、試算表の売掛金の残高が正しい数字になります。締めの作業の順番は月次の締めが遅れる会社で決まっていない3つのことにあります。
入金の金額が請求書と合わないのはなぜか?
多いのは、取引先が振込手数料を差し引いて振り込んだ場合と、複数の請求書の代金をまとめて振り込んだ場合です。
振込手数料が差し引かれた入金は、請求額より数百円少なくなります。差額を支払手数料にするか売上値引にするかを決め、毎回同じ科目で処理します。複数の請求書をまとめた入金は、取引先ごとの請求書の合計額と照らし合わせます。振込の名義が会社名と違う取引先(代表者の個人名や親会社の名義で振り込む取引先)は、名義の対応を一覧にしておきます。
入金消込を代行に頼む時に何を渡すか?
銀行口座の明細を見られる権限、発行した請求書の一覧、取引先ごとの振込の名義の対応、差額の処理の決まりを渡します。
口座の権限は、振込をできない、明細を見るだけの権限で渡します。請求書の発行も代行の会社に頼んでいる場合は、請求書の一覧はすでに代行の会社の手元にあります。未入金の取引先への確認を、社内の営業が行うか、代行の会社が一覧にして社内に知らせるところまでにするかも決めます。締め日と支払期日の決め方は月締めとはで取り上げています。請求書の発行を頼む時に決めることは請求書の発行を代行に頼む時に決めることで説明しています。
入金消込のご相談
当社の経理代行(経理BPO)は、売掛金の消込を含む記帳、月次決算、請求書の発行データと支払データの作成、給与計算を月額でお受けするサービスです。決算と申告は今の税理士にそのままお任せいただけます。サービスの内容は経理代行(経理BPO)のページで紹介しています。